女性が便秘になりやすい理由

なぜか、便秘に悩んでいるという話を聞くと、
女性の方が多い印象があるのではないでしょうか。
あまり便秘に悩んでいる男性という話を聞きませんね。

 

実際に厚生労働省が2010年に国民生活基礎調査で便秘の有症率を検証したことがあります。

 

その調査結果によると、10代から60代と非常に幅広い年代にわたって女性の方が、
男性よりも便秘になる割合が多いことが分かっています。

 

便秘の発症率はなんと男性の6倍ほど!

 

ここまで違うのは、身体のメカニズム的なことが影響していると言えるでしょう。

 

具体的になぜ女性の方が便秘になりやすいのか分析し、ご紹介していきましょう。

 

女性ホルモンの影響が大きい?

先ほど厚生労働省の便秘に関する調査結果をお伝えしましたが、
実は0歳から9歳までは男女で便秘になる確率は女の子が0.7%、
男の子が0.6%となっていて非常に少ない発症率で、
なおかつ男女で差がないということが判明しています。

 

しかし、思春期に入る10代中盤ぐらいから男女比の差が激しくなり、
女性の方が圧倒的に便秘になりやすい傾向が出ています。

 

これは女性ホルモンの分泌が盛んになる年齢と比例して便秘の確率も高まるということが分かっています。

 

女性ホルモンがなぜ便秘に影響する?

女性ホルモンの分泌が盛んになると黄体ホルモンというホルモンが現れ始めます。
この黄体ホルモンが体内に多く増殖することで体内の水分量の比率を高めようとする働きが出てきます。

 

それによって便と一緒に水分を排出する量が減り、便秘を引き起こしてしまうということが考えられます。

 

体が大人への転換期を迎える15歳から16歳ぐらいに起こりやすく、
子宮を収縮させないように体がそのような状態に変わっていきます。

 

これはある意味自然な体の変化で、女性なら誰にでも起こり得る症状と言えるでしょう。

 

また腸や胃は平滑筋と呼ばれる筋肉でできているため、
その収縮する働きが弱くなると、便を外に押し出す力が弱くなり、
便秘を招いてしまうという可能性が高まります。

 

こういった女性ホルモンの影響が作用しているということはデータが物語っていて、閉経後の70代になってくると男女比の便秘の割合もほとんど差がなくなっていき、80代では便秘の割合が男女比が逆転するほどです。

 

 

便秘はストレスや腹筋の力などの要素も原因として考えられますが、
最も大きな影響を与えていることは女性ホルモンの影響と考えて間違いないでしょう。