植物性乳酸菌食品にも注目!
便秘対策のために摂りたい「善玉菌」と言えば、
ビフィズス菌が圧倒的な代表格となりますが、
実はビフィズス菌は乳酸菌の仲間です。
腸内でお互い協力することができれば、
さらに理想的な腸内環境を作るのに役立つ、というわけですね。
そんなビフィズス菌の仲間である乳酸菌の中でも特に、
胃酸等に強く、生きて腸まで届く確率が高い、と言われるのが
植物性乳酸菌。
ビフィズス菌・オリゴ糖の摂取だけでなく、
植物性乳酸菌の摂取も心がけるようにすると、
「鬼に金棒」という頼もしい状態にすることができます。
植物性乳酸菌が多く含まれている食べ物とは
では、植物性乳酸菌とは、
どんな食べ物から摂ればいいのかというと。
「植物性」と言われるくらいだから、野菜をとにかく食べればいい、と思われがちですが、生野菜や煮物、炒め物などの温野菜から摂取するのは難しいですね。
もちろん、それらの野菜も「食物繊維が摂れる」という意味で便秘対策そのものには役立つので、積極的に食べることは大切ですけどね。
植物性乳酸菌が多く含まれているのは、ひと言で言えば「発酵させた植物類」です。
漬物・キムチ・ザーサイ・野沢菜などといったものに、植物性乳酸菌は多く含まれていますよ。
また、調味料としては味噌やしょう油が植物性乳酸菌の宝庫です。
植物性乳酸菌を多く含む食べ物は、総合的に見て「食物繊維も多い」という、便秘には嬉しいもうひとつのメリットも持っていますので、1日の食事のどこかに、何らかの植物性乳酸菌食品を取り入れるようにしたいものですね。
さて、植物性乳酸菌は、漬物類などをはじめとした「発酵系の植物類」に多く含まれていますが、
これらを食べる時に注意したいのが「塩分」です。
植物性乳酸菌が多く含まれる食べ物は、塩分濃度が高いものが多いんですよね。
ですから「とにかくたくさん摂ったほうがいいから」と、食べ過ぎてしまうのは禁物。
自宅で減塩の漬物を作る、などといった工夫をするのもいいですが、
そうした工夫が難しい時は、いっそ植物性乳酸菌が配合された
特定保健用食品=トクホの飲料などを利用してみるのもいいかもしれません。